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ババア1日にしてならず

血液がメロンソーダ

さいげつ

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歳月


爪や髪というものはじっと見てるだけじゃちっとも動かないのだが、ある日ふと見るとなぜか、身に覚えのない長さになっている。時計の針もそう。見つめているあいだは大して動かないのに、わたしがべつのものを見ているあいだに進んでいる。なぜか。それら事象の犯人は時間だ。しかし時間は目に見えないので犯行の現場は押さえることができない。見ることができるのは時間が変えていったものだけなのだ。
つまり時間はわたしが見ていないところでのみ動いているのではないか?起きているときは背後で、または遠いところで、あるいは寝ているときすべての場所で。そんなことを思いはじめてから、わたしの目が届かないところにあるものはすべて、わたしにとっての時間になった。

どうして待ってくれないの
そんなに急いでどうするの

それだから好きなものはいつでも身につけていたいし、好きな人の側にはいつまでもいたい。目を離したすきに缶バッヂは錆びるような、さようならした瞬間にあなたは時間と化してすがたかたちを変えるような恐怖だった。それはわたしだって例外じゃない。いつの間にこんな大きくなったのだろう、生まれたときは3000グラムだったそうだ。いつから少女じゃなくなるのだろう、いいやもしかしてもうとっくに少女じゃないのか?鏡を見たらまだ制服を着ているわたしがいたから安心した。じゃあ、脱いだら少女じゃなくなるのか?そんなはずない。

もし明確に、明日からは少女じゃないというくぎりがあるのならわかりやすいけど、そうではなくて明日も明日もその明日もわたしの身体はたいして変わらないのが当たり前。それが続けばいつまでも少女でいれるような気がするからたちが悪いのだ。時間が目に見えないせいで、しばしば永遠を錯覚する。

途方にくれた朝が嘘のように夜が来てあなたは帰る
改札に消えるあなたは時間になろうとしていた
振り返らないその背中はまるで歳月

 

 

うっわなげーたまごです。長くて読みにくい文章は本当に言いたいことがわかってない現状を表しています。賢い人は話が短いのはそのせい。この詩、高文連ていうお堅いトコ主催のコンクールに出そうと思ってたんですが、少女という文字乱用してしまったのでボツです。なぜなら公にウケる作品は当たり障りのない作品だと決まっているからです。…なんか芸術のコンクールなのにその中でも個性がわかりやすい人ほど評価されるの変だよな。でもいつだってどこだってそうなのがこの世だし今日も頑張って生きてゆく。

「少女」という言葉、めちゃくちゃ美しいと思うんですけど、なんか誰にも彼にも使い古されて擦り切れてしまったというか。例えると、すごく綺麗な女優さんがいたとしてもクソダサい映画を作る監督に使いまくられてその女優さんまでダサく感じるようになってしまったみたいな。そういう状況にある言葉だと思うんですね。本当にもったいないと思うんですね。言葉の本当の美しさを引き出す努力、英語は勉強しないけどそれだけは頑張ってます。世間をワインに例えると底に溜まったアレみたいな人間です。ワインを作ったら必ず出てきてしまうんだから、しょうがないよね。