ババアは1日にしてならず

少女がババアになるまでの日記

のどもと過ぎれば夏を忘れる

メビウスの矛盾 このタバコを吸い終わったら行きましょう そう言ったのはわたしだった わたしはその言葉の責任を取らなければならない 根元の根元まで吸い尽くした時間を じっと、灰皿にすりつける あなたはもうタバコに火をつけることはなかった 優しすぎる…

最後とか今更言われてもな

私は大人になりたかった。 タバスコと七味が好きになった。蒙古タンメン中本も好きだ。消化器官のストレスと反対に服には色が無くなっていった。ぼやけるものを好むようになった。季節が変わることにいちいち腹を立てなくなった。人間に諦めがついた。ビタミ…

搾取という文字ちょっとエロい

かわいいは正義だと言うが つつじの花を摘んで、よろこんで吸うことが 正しいと思うのか? 甲子園球児の肌に透けるような血管 涙や汗が太陽で光るのは 生命力の象徴に見えて気持ちがいいが 若さの苦しみを、大人が楽しむことや 懐かしむこと、それは正しいの…

教えてきみの三大欲求

‪ なんかモヤモヤしてたんだけど、自分なりに結論が出た。のでだれかに見て欲しい‬。三大欲求の話です 友人がツイートで「食欲と睡眠欲は生きる上で絶対必要だが、性欲はそうではないから、人それぞれセックスの理由がある」と言っていた。 確かにセックスの…

ミニアルバム -夏か死- の歌詞

1.懐かしい夏の日 feat.ちかしくん 波間で跳ねるあなたが光る7日で死ぬとは知らぬ蝉のよう 狭間で迷うあたしは若くまさか死ぬとは知らぬ蝉のよう 叫べど遠くあなたは素面すでに死んだとは知らぬ蝉のよう 懐かしい服着て夏の日に飛び入れば 生きるも死ぬも同…

本当のことってなあに

「ねえ先生」 黄色人種のはずなのにその生徒の顔は自分の白衣より白く見えた。日当たりの悪い生物室の窓へ珍しく日が射していたからだろうか。生徒はたまに私のところに意味もなくやって来る。教師と生徒の関係など点数をつける側とつけられる側の二極構造に…

エロ本がある街

人間は動物か? わたしは人間だベッドに散らばった矛盾を片付けながら眠りから覚めない獣を見つめる 嫌いな男のペニスで貫かれたときの身体と心の剥離を忘れないあのとき泣いたわたしは人間だったろうかあのときゴムを付けたあなたは人間だったろうかあの一…

さようで

僕は運命のひとを見つけてしまった。 テレビの砂嵐のように混沌としていた僕の人生だったが、運命のひとを見つけたあとからその砂嵐の中に模様や絵が浮かんでくるのだ。人生には意味があった。今の僕にはそう思える。 だが僕は運命のひと、彼女の顔を覚えて…

はてさて

一線を超えた 一線を超えた自覚はあるしかし一体どこで?今はもう覚えていないああそして線すら見えなくなってものすごく遠くへ来てしまったようなまだ近くで彷徨っているようないつ電車が来るのかわからないプラットホームの黄色い線を踏み外して歩く お久…

じだらく

石のようだと思ってた 石のようだ石のようだと思ってたあいつのアタマをおれはとうとうカチ割ってやった 石のようだ石のようだと思ってたあいつのアタマにはあたたかい血と、乱反射する言葉が詰まっていた ナイフのようだナイフのようだと思ってたあいつのコ…

たんぱく

「Vineだよ〜!」 そう、わたしが今まで生きていた日々はVineの中のループに過ぎなかったのである。 微睡子の様子が今日はおかしい。サーモグラフィーを転写したように身体の温度がわかる。顔は青白くくすんで、手足は熱をもった赤色をしていた。そういえば…

ほこたて

矛盾と同居 矛盾は同居し続ける男と女みたいに矛盾は同居し続ける足りないものを探してる 矛盾は同居し続ける長所と短所みたいに矛盾は同居し続ける完璧な愛を探してる 完璧な球体はどこにもないように完璧な愛もまたどこにもないのだろう それでも矛盾は同…

おはよう

孤独なものですね 強く手をにぎろうと抱きしめようと肌は水をはじくばかりでなくいとしいひととまじることさえ許さない ごくわずかな 粘膜という境界があいまいになるところをすりつけたりしてみるのに それによってうまれたのはまた自分と切り離された他人…

へるぷみ

母の背中 重たいものを右側に持ちすぎた母の背中は右上にかたむいているご存知だろうか人間は重たいものを片側にもつと反対へと身体をかたむけるのだつりあいをとるために いらないものを知りすぎたわたしの頭はゆがんでいるご存知だろうかムスメというもの…

師走は忙しなく

【重音テト】 アイスクリーム 【オリジナル】 by tamaGO VOCALOID/動画 - ニコニコ動画 いつも月に1つしか書かないことにしてるんですが、めちゃくちゃ語感いいタイトル思いついちゃったから番外編みたいなかんじなら許されるかなーってまあ許すも何も誰も…

ぜつぼう

あなたが好きそれはまるで絶望 それはまるでいくら鳥を食べようとお前は空を飛ぶそれのようにはなれないと 告げられた猫のよう あなたが好きわたしは絶望それはまるで いいえただの絶望 写真は自作の肉じゃがです結婚してください!えー最近これを書くのもそ…

いましめ

解決策のないダメ出しほど自分に堪えるものはない。 なぜ死にたいという気持ちを持つようになったのか私は人生の主題のようにゆっくり考えてきた。その原因の根源さえ掴めれば、抜きとることができるのではないかと思ったからだ。しかし考えてみてわかったこ…

われよい

毎日 このあとすぐ彼と会えるたぶん20分後ぐらいいや もっとはやく会って家に行って他愛のない話をしたあとちょっと遠出したらエスカレートしてどこかへ行くとおもうこれは予定じゃなくて願望どちらでもいいのだけどわたし本当にあの人と会えるかしら例えば…

さしすせ

生きとし生ける現代人 徹夜明けの粗末なファストフード店で飲んだ水は疲れて熱をもった喉を確実に冷やしながらすべり落ちるああなんだわたしって生きてた死にかけのような目のくまこんなになるまで気づけなかったのか 鈍りすぎてしまったのかもしれないな危…

さいげつ

歳月 爪や髪というものはじっと見てるだけじゃちっとも動かないのだが、ある日ふと見るとなぜか、身に覚えのない長さになっている。時計の針もそう。見つめているあいだは大して動かないのに、わたしがべつのものを見ているあいだに進んでいる。なぜか。それ…

おもかじ

たまごです。 世にはオジサンを好む女性が一定数いましてわたしはそれをオジコンと呼んでいます。わたしもついこのあいだまではそうだった気がします。いまはすっかり同い年のドラマーにらぶずっきゅんてきな理論てきなかんじです。意味がわからないのは徹夜…

あじさい

わたしって特別ではなくかといって普通でもないわたしって一体なんなの?あははぬるい毛布の中身体さえ滲んでぼやけていくようなそれを諦める眠りにつこうとするわたしって わたしって知らねーよ。たまごです。毛布の中で滲んでぼやけるのは川口晴美さんのパ…

とうきょ

少し女の子いつのまにかわたしがなにをしても叱ってくれるひとはいなくなって自己責任というかくばった言葉ばかり背負わされて彼氏にあまえたらしらけるしかわいくもないし肌のしたたるはりもないそのかわりお酒もタバコもやりたい放題、ゲームセンターで明…

しくしく

桜夏、秋、冬、となにも気に留めず歩いていた道に春、突として桜が咲いたこのあいだまで 極めて地味な幹をしずかに 立ちのぼらせていたのみ溢れるほどの花びらを持ちながらその気配すらかんじさせなかったのにどうしたのあまりに急すぎませんかなんだろうこ…